子どもが不登校になり、仕事を続けるかどうかで悩んでいる方は
多いのではないでしょうか。
「子どもの不登校で親が仕事を辞める必要はない」と
いう意見もよく目にします。
私は最後まで悩みましたが、結果的に退職という道を選びました。
仕事を辞めるとは思ったこともなかった私が
退職を決めるまでの経緯をお話したいと思います。
さあこれから!というときに
中学生の頃に志してから
私の人生はほぼ助産師だった、と思うくらい大好きな仕事です😊✨
たくさんのお母さんと赤ちゃんに出会って
時に泣いて一緒に悩んで、たくさん笑って。
大変なことももちろんありましたが
それ以上のやりがいがありました🍀
私のワークライフバランスは
「助産師で働く自分」が軸となり
妻、母の役割を担う…というものでした。
子どもが小さい頃は
実家、休日保育や病児保育など使えるサポートをフル活用。
子どもたちが小学生になってからは
「これからお金もかかるし仕事も頑張らなきゃ!」
と思っていた矢先の不登校でした。
行き渋りの頃
子どもたちが行き渋りを始めた頃は
職場に連絡して子どもを登校させてから
遅れて出勤していました。
同僚や上司は皆さんとても親身になって心配してくれて
本当にありがたかったです。
同時に
お産があって忙しいときには夜勤スタッフが残業になったり
日勤スタッフが私の分まで仕事を受け持ったりすることに
申し訳ない気持ちもありました。
休む日が多くなってきた頃
ある日、夜勤明けでヘロヘロになって帰宅すると
玄関に子どもたちの靴が。
あれ、家にいる💦
聞くと、お父さんに見送られて家を出たものの
学校に行く途中に「やっぱり帰ろう」となって
引き返したらしいのです。
夜勤で帰って子どもたちの靴を見て
「あぁ、また行けなかったのか…」と思う。
顔を見たら疲れとイラ立ちで叱ってしまう。
こんな日が増えていました。
体調がおかしい
そんな日々の中で
少しずつ自分の体調に異変が生じます。
- 夜寝付けない
- 食欲がない、食べられない
- 胃が痛くなる
自分でいうのもあれなのですが😓
もともと楽天的であまり細かいことは気にならず
食事は三食しっかり食べたいし、どこでも眠れるタイプでした。
それが、夜寝るのが怖くなってきたのです。
「寝ると朝が来る、だから寝たくない。でも仕事あるから寝なきゃ…」という感じでした。
食べられないから体重は減り、集中力も落ちてきます。
仕事のミスも増えていました。
あまりに胃が痛く食欲もないので胃カメラの検査も受けましたが
異常はありませんでした。
完全不登校の頃
子どもたちが学校を休むようになってから
子どもだけで留守番する日も増えていました。
昼食を用意しておいても食べていない日もあり
仕事中も子どもの様子が気になります。
目の前の仕事に集中したい、でもできない。
自分自身の不調も続いていて悪夢にうなされることも。
出勤途中には突然涙が出てくるし
車を運転しているとふっと「死」が頭をよぎります。
これはちょっと危険かも…😰
なんとかこの不調の原因が知りたいと
再度違う科を受診して、診断がついたのでした。
退職しよう
子どもたちは完全不登校。
私の体調も限界。
でも、まだ退職するかは悩んでいました。
本当に子どものためになるのかな。
子どもが負担に思わないかな。
職場に迷惑をかけてしまうな。
ただ今までと決定的に違ったのは
「私が」仕事を辞めたくない、と思わなかったことです。
辞めるのを悩む理由は職場、子ども、経済的なこと。
このことにハッと気づいた時
退職しよう!!
と心が決まりました。
何度でもやり直せます
私は仕事中心だった自分の考えを一度リセットして
しっかり家族のペースを見つめなおすことができたので
辞めてよかったと感じています。
同じ立場のお母さんの中には
「仕事があるから気持ちの切り替えができてよかった」
という方もいました。
どのような選択をしても
そのときの自分が考えて選んだ道が、そのときの最良
だと思うようにしています。
できたら失敗しないように歩いていきたいけれど…😓
何度でもやり直しはきくから、きっと大丈夫!
不登校の子どもたちから教えてもらいました😊
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