子どもの不登校を相談できる場所:親

不登校の親

お子さんが行き渋りや不登校になって

お母さんはたくさん悩んでおられると思います。

私も現在進行形で悩みは尽きません…

我が家の子どもたちは

不登校になってから外出できなくなり

食欲が落ちて学習意欲もなくなり

一日中ゲーム三昧…とどん底の時期を経て

現在は給食からですが登校できるようになりました✨

滞在は数時間で学習はほとんどできませんが💦

パニックを起こし逃げ回っていた長男が

車から降りて自分の足で保健室に向かう姿を見た時

本当に感激で…涙が出そうになりました。

これまで親子でさまざまな支援を受けてきたので

これが良かった!というのははっきりわかりませんが

我が家が受けた(受けている)支援をご紹介します。

どんな支援があるのか知りたい方の参考になれば嬉しいです

地域の子育て相談

 家族や職場の人に話を聞いてもらって

 自分の気持ちはなんとか保っていましたが

 子どもに対してどう関わっていったらよいのか

 調べても調べてもわからなくて…。

 スクールカウンセリングも勧められましたが

 当時は「話を聞いてもらうのではなくて解決策を知りたい」

 と思い受けていませんでした。

 学校側は

 「休むと勉強が遅れてさらに行きづらくなるので

 なんとか連れてきてください」というスタンス。

 長男はパニックを起こし逃げ回るのを

 先生が数人がかりで引きずられながら教室へ。

 長女は学校玄関で動けなくなるのを

 かつがれて連れて行かれることもありました。

 見ていて辛い光景でしたが先生方は「大丈夫ですよ」のこと。

 先生がしていることだから正しいんだ、と思っていて。

 手をとらせて申し訳ないとさえ感じていました。

 『やればできるよ、がんばって。仕事があるから早く!』など

 ここに書けないくらいひどいこともたくさん言いました。

 今思うとじわじわと子どもを追い込んでいたのだと思います。

 ある日、長女が「死にたい」と言葉にします。

 命の誕生に関わる仕事をしている自分にとって

 これほどショックな言葉はありませんでした。

  

「今のやり方ではダメだ。これは自分たちだけで解決するのは無理だ」

  とようやく気がつきました。

  藁にもすがる思いで行ったのが市の子育て相談でした。

  「お母さん、大変だったね。」

  まっすぐ目を見てうんうんと話を聞いてくれて。

  「まずね…」と学校への対応や子どもの状況への対処など

  具体的にアドバイスしてくれました。

  仕事は休めなくて…という私に

  「あなたは真面目なのね。休んでいいのよ。

   休みます!って休む人もたくさんいるのよ。」

  とはっきりと言ってくれたことも嬉しかったです。

  このときに

  子どもたちに無理はさせないほうがいい

  パニックを起こすほど不安が強いなら受診も考えてみる

  子どもへの対応について学校とよく話し合う

  という方向性を示してもらいました。

スクールソーシャルワーカー

   ソーシャルワーカー(ケースワーカー)とは、主に社会的弱者への福祉相談業務に従事する福祉職専門家であり、スクールソーシャルワーカー(SSW)は、その中で教育機関において当該の任に就く者のことである。

wikipedia内『スクールカウンセラー』より引用

  子どもたちが完全不登校になってから

  スクールカウンセラーは自宅には来られないということで

  家庭訪問ができるスクールソーシャルワーカーさんを

  紹介されました。 

  話を聞くまでどんな立場の方か知らなかったのですが

  学校の対応に不信感を持っていた私にはまさに救いの神。

  「子どもが学ぶために学校に限らず

  一番良い環境を見つけるのが仕事です」

  そう言ってくださるワーカーさんで

  「これって私が気になるだけ?」

  と思うような学校の対応について相談すると

  あくまで第三者の立場としての意見をくれました。

  学校に対しては自分でもびっくりするくらい

  感情的になってしまうことも多くて…。

  相談することで冷静になれて本当に助かりました。

  それまで子どもの様子や申し送りは

  養護教諭、担任、朝関わってくれる先生…と

  それぞれに話さないといけなくてかなりのストレス😥💦

  ワーカーさんが間に入って交渉や指導をしてくれて

  気分的にとても楽になりました。

スクールカウンセラー

教育機関において心理相談業務に従事する心理食専門家の職業名、および当該の任に就く者のことである

wikipedia内『スクールカウンセラー』より引用

  学校外の不登校児支援行事ではじめて関わる機会があり   

  ありがたみを実感したのがスクールカウンセラーです。

  たくさんのお子さんと接してきた

  カウンセラーさんの言葉は信頼できて説得力があって。

  問題の解決方法を暗闇の中で一緒に探してくれるような

  そんな感覚でした。

  友人は子どもが行き渋りを始めた時に

  スクールカウンセラーさんと面談して

  子どもへの対応を助言してもらい心強かったと

  話していました。  

私ももっと早く相談していたらよかったなあ~💦

生涯学習課の保護者支援

  それぞれの地域で、教育委員会の中の「生涯学習課」が

  不登校児を対象にした行事・活動をしています。

  我が家も、ずっと家で過ごす子どもたちが

  少しでも社会と関われたらという思いで

  子どもたちを誘ったのがきっかけで

  参加するようになりました。

  大学生のボランティアさんのサポートがあったり

  親同志の交流会があったりします。

  スクールカウンセラーさんと初めて面談したのも

  このイベントでした。

  子どもの学校には同じ立場のお母さんがいるのかわからなくて

  こちらで不登校の子どもをもつお母さんと繋がることができて

  悩みに共感したり情報交換したりできたことは

  大きな安心につながりました。

民間の支援団体

  フリースクールやフリースペースなどの民間団体では

  保護者支援を行っていまるところも多いです。

  我が家が利用しているところは

  ゲームを通して子どもにアプローチする不登校支援

  と少し変わった?内容なのですが

  担当スタッフが子どもに会う前に  

  数か月かけて保護者面談をしてくれました。

  「えっ、こんな対応でいいの!?」と

  これまでの親の対応を180度変える内容に最初は半信半疑でしたが

  確かに子どもは元気になってきている。

  専門家ってスゴイ…!

  不登校を理解できない夫vs私と子どもたち

  と家族の雰囲気も最悪でしたが

  スタッフとの面談を通して

  夫は子どもの状況を理解し、見通しがたつことで安心し

  私は自信をもって子どものケアができる。

  家族の雰囲気も少しずつですが落ち着いてきています。

できることから。

  あの頃は支援を受けるという感覚はなくて

  誰か助けて…という気持ちで相談に行きました。

  結果、本当に良かったと思います。

  私も「困ったときは頼ってくださいね」と

  産後のお母さんたちに伝えていましたが

  自分はできていなかったなあと反省するばかりです。

  どん底から上がれたのは自分の努力やがんばりではなくて

  手を伸ばしたら引き上げてくれる人がいたから

  真っ暗で絶望しかないと思う日々の中かもしれませんが

  もし、光をみつけることができたら

  勇気を出して手を伸ばしてみてください。

  きっと大丈夫。

  私もあなたも、子どもたちも、きっと大丈夫です。

  学校での集団行動や学習はまだまだ遠い目標ですが

  まずは親子で安心できる居場所を見つけて。

  サポートを受けながらの活動を通して

  自尊心や自己肯定感を取り戻していけたらいいな

  今はそう思えるようになりました🍀

    

    

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